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yotchanikaのブログ

雑記ブログ/大学生/旅人になりたい

好きな作家  和田竜

お題「好きな作家」

 

僕の好きな作家は、和田竜です。

 

和田竜さんについて☟ ☟ ☟

 

和田竜は1969年に大阪で生まれ、広島県で育ちました。早稲田大学卒業後、番組制作会社や繊維業界紙の編集に携わります。その仕事の傍ら書いた脚本『忍ぶの城』によって城戸賞受賞、その脚本をノベライズしたのが大ヒット作『のぼうの城』です。

この作品で和田竜は第139回直木賞候補作に登るなど脚本、小説にとらわれない時代劇の手法による稀代のストーリーテラーとしてその地位を確立しました。そして彼は小説『村上海賊の娘』によって本屋大賞吉川英治文学新人賞を同時受賞するなど様々な文学賞を総なめにする確かな実力を持った作家と言えるでしょう。

https://honcierge.jp/articles/shelf_story/759

 

 めちゃめちゃ面白い歴史小説家です。

 

教科書にも出てこないコアな人物に焦点をあてていることが特徴です。

昔の日本にこんな人物がいたこと、歴史に疎いかたでもわかりやすいように、ところどころで解釈や説明があり、より一層内容に引き込まれていきます。

 

特に、「村上海賊の娘」は文庫本で四巻あるのですが一晩で読むことができました。

 

武士の生き様には、現代に生きる我々にも教訓にしなければいけないことは多くあります。ぜひ読んでみてください。

 

強者の侮辱に
へつらい顔で臨むなら、
その者はすでに男ではない

 

 

武ある者が武なき者を足蹴にし、
才ある者が才なき者の
鼻面をいいように引き回す。
これが人の世か。
ならばわしはいやじゃ。
わしだけはいやじゃ。
強き者が強きを呼んで
果てしなく強さを
増していく一方で、
弱き者は際限なく虐げられ、
踏みつけにされ、
一片の誇りを持つことさえも
許されない。
小才のきく者だけが
くるくると回る頭でうまく立ち回り、
人がましい顔で幅をきかす。
ならば無能で、人が好く、
愚直なだけが取り柄の者は、
踏み台となったまま死ねというのか。
それが世の習いと申すなら、
このわしは許さん。

 

 隠せば噂は広がる。
洗いざらい話せば
みんなわかってくれる。
脅しあげて口を封じるからこそ、
噂は真実をもって
人から人へと伝わる。

 

 この忍城の者どもは、
士分も領民も一つになっておる。
所詮は、利で繋がった我らが
勝てる相手ではなかったのさ。

 以下

http://earth-words.org/archives/384